ダンスで早く動くのって自分には無理~なんて思っているあなたへ。
初心者だったりまだ慣れていない人が急にキレのある動きでプロのダンサーのように踊ることは難しいです。
出来なくて当たり前。
でも正しい練習方法や意識の持ち方でダンスで早く動くことは可能になります。
もちろんそれによってよりかっこよく踊ることもできていきます。
また、早い動きを意識すると逆に早どりしてしまう人もよく見かけますが、これも直すことはできますよ。
本日はダンスで早く動くための3つのコツ、早取りをしない方法を解説していきます。
参考にしていただき上達に役立ててくださいね。
ダンスで早く動くには瞬発力
ダンスで早く動くためには瞬発力が必要になってきます。
ヒップホップダンス、ジャズダンス、ハウス等ストリート系は基本全て瞬発力が必要。
ではいったい瞬発力とは?
ハイ、瞬発力とは瞬間に発揮するパワーのことを言います。
そしてその瞬発力は神経の伝達が早ければ早いほど高い瞬発力を発揮できるのです。
神経伝達の速度って反応にかかる時間のことになります。
人間は反応するのに0.1秒をきることは出来なくて、より0.1秒に近づけるかが瞬発力というものへ繋がっていくのです。
「瞬発力って筋肉の使い方、筋力だと思ってたけど関係ないんだ~」と思ったあなたはちょっと待ってくださいね。
瞬発力とは神経の伝達スピードできまるのですが、ではこの伝達スピードを上げるにはどうしたらいいと思いますか?
伝達スピードをあげるには同じ動作を繰り返し行うことでそれが可能になり、繰り返し行うと結果的に筋力もついてくるので、さらに瞬発力は上がっていくのです。
ダンスで早く動くにはその動き、踊りを何度も練習していくということですね。
ということで、瞬発力を上げるには神経系を鍛えること+筋力アップも同時に行っていくとより鍛えられるということになるのです。
ダンスで早く動くには筋力アップ
ダンスで早く動くには瞬発力というお話しをしてきましたが、同時に筋力アップ、強化することでより鍛えられるということがわかりました。
ただ注意しなくてはいけないのが、間違った筋肉の使い方をしていたらパワーは最大限に発揮されないんです。
一生懸命神経伝達の反復練習をしてもパワフルなキレのある踊りをすることができないのです。
ではどうしたらいいのか?どこの筋肉をどのように使っていけばいいのか? お伝えしていきますね。
ダンスで早く動くことを意識して瞬発力をあげるために使う筋肉は全身でもあるのですが、特に注目したいのはこの2つ。
ハムストリングスと腸腰筋(ちょうようきん)
ハムストリングスはももの裏の部分になり、骨を挟んで表裏の関係にあるのが腸腰筋。
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つの筋肉をまとめてハムストリングスといい、下半身の中でも大きな筋肉なのでしっかり鍛えてあげることでメリットも多くあります。
ハムストリングスは地面を蹴り、腸腰筋は足を引き上げる筋肉なので、この2つの筋肉がうまく使えないと早く走ったり早く動いたりすることが出来ないのです。
ハムストリングスを鍛えるのにどんなことをしたらいいのか?というと、筋トレの方法色々ありますが自宅で気軽にできるけれど効果が高いのはスクワットになります。
スクワットの正しいやり方を説明しますね。
・足を肩幅くらいに広げる
・膝を少しだけ外向き(膝とつま先は同じ方向)
・背中を真っすぐにしながら腰を落としていく(かかとに体重をかけながら)
・太ももと床が平行になるまで下げ、もとにもどしていく
・回数の目安は20回×3 (初めは軽めで徐々に増やしていく)
<コツ>
・膝がつま先より前に出ないようにする
・背中を丸めない
・膝が中に入ったり広げたりしない
・ハムストリングスと大臀筋を意識する
腸腰筋を鍛える方法も合わせてご紹介しますね。
腸腰筋を鍛える方法も種類はたくさんありますが、いちばん簡単なものでウォーキング。
なかなかトレーニングの時間が取れない人は正しいフォームでウォーキングを習慣にしてみましょう。
そしてもう一つ私のおすすめトレーニングはバイシクルクランチになります。
これは主に腹斜筋を鍛えてくびれが作れちゃうという嬉しいトレーニングですが、腸腰筋のトレーニングとしても効果的です。
やり方は下記動画を参考にしてみてください。
お腹をサイドからググ~と引き上げるようなイメージで。
最初から無理してたくさんの回数をやろうとせずに、まずは出来る回数から行ってください。
そしてそれを続ける、習慣化するということを心がけてみてくださいね。
積み重ねによって筋力も確実にアップしてくるので、ダンスで早く動くことも出来るようになってきます。
ダンスで早く動くには振り付けを確実に覚える
ダンスで早く動くには、振り付けを確実にしっかりと覚えなくてはいけませんね。
皆さんがレッスンやスクールで受けている先生のようなプロのダンサーになると即興で踊ったり即振付をこなして早い動きにもすぐ対応できますが、まだ慣れていない初心者の方はまず振付をしっかり覚えましょう。
音楽もよく聞き、リズム、カウントもしっかり取り、早い動きをするための万全の準備をします。
振り付けが入っていないと踊りも雑になったり可動範囲も小さくなってしまいます。
ダンスで早く動くための準備として、振り付けはしっかり覚えてくださいね。
早取りする人の特徴と早取りしない方法
ダンスで早く動くための基礎的なお話をしてきましたが、今度は早どりしてしまうクセのある方のお悩みを解決していきたいと思います。
早取りはダンスが下手な特徴の1つとしてもあげられるので、これは絶対に直さないといけません。
なぜ早取りをしてしまうのか?
その理由、原因、特徴としては次のようなことがあげられます。
・音楽をよく聞いていない
音をバックミュージック?みたいに何となく聞きながら踊る人をクラスでもたまにみかけます。
日頃から音楽をしっかり聞く習慣をつけましょう。
・振付が入っていなくて気持ちが焦っている
振付が覚えていないと慌ててしまう傾向があるので、慣れもありますがまずは集中して振付を早く覚える努力を。
・身体が使いこなせない
曲に流されてしまい身体が使いこなせず早取りしてしまう人も多い
早取りしないためには
まずは音をよく聞き、その音に身体を合わせて動いていく練習をしましょう。
リズムトレーニングやアイソーレーションなど基礎的な部分をしっかり行い、自分の身体をコントロールできるように。
また気持ち的にはリラックスした状態で慌てないように。
早取りはクセなので、意識しないと直すことはできません。
自宅で練習するなら早すぎないゆっくりめの音楽を使い、リズムを取る練習、ステップを踏む練習を繰り返し行ってみてください。
DVD、音楽アプリ(AppleMusicなど)を利用して徹底的に反復練習し、自分のペースで習得していきましょう。
耳、カラダ、心が落ち着いてくれば早取りも克服できていくので、自分を信じて頑張ってくださいね。
踊りは基礎が全てです。
基礎をしっかり行うことでかっこよく踊ったりしなやかに動けたりと色々な事ができるようになってきます。
下記ではダンスの基礎について載せているので合わせてお読みくださいね。
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