ダンスがなかなか上達しない、伸び悩んでいると感じるあなたへ向けたお話になります。
リズムがどうのこうの、技術がどうのこうの・・より、それ以前の話。
体の使い方の練習であなたのダンスは絶対に変わるはずなんです。
それはいったいどういうことなのか?
どういったことをすればいいのか?
一つ一つ解説していきたいと思います。
参考にしてもらえたら嬉しいです。
体の使い方と練習とはどういうことなのか?
これはダンスに限らずどんなスポーツ(サッカーやフットサル等)にでも当てはまることですが、トップの選手やプロダンサーは自分の身体を自分の思い通りに動かすことができるのです。
ん? どういうこと? と思いました?^^
要は何のジャンルのスポーツでもこういう動きができたら、こういう動作が確実にできたらというイメージ通りに身体を動かせれば・・・トップアスリートになれるわけです。
ダンサーも同じことです。
体の使い方の練習によって、自分の身体が思い通りにイメージした通りに踊ることが出来たら、もちろんどんどんあなたのダンスは上達していくし、変わっていくことができると思います。
でも、その自分の思い通りというのが難しいんですよね。
ではその体の使い方の練習とはどんなことをしたらいいのか?
2人のトップアスリートを例にしてお話していきます。
イチローさんの体の使い方と練習
イチローさんといえばもう引退されてしまいましたが、トップ中のトップのアスリート、一流の野球選手でした。
イチローさんには他の一流選手の中でも群を抜いて優れているところがあります。
それは自分の身体を思い通りにコントロールする能力。
パワーや筋肉、筋肉量、体格が西洋人には敵わないとされている東洋人が、実際メジャーでの安打記録を塗り替えたという事実はこの「身体を思い通りにコントロールする能力」を鍛え上げたものではないかと。
イチローさんご本人も「思い通りに身体を動かす力」はメジャーで誰にも負けないと発言されていました。
ではいったいどんな練習をしていたのか?
それは初動負荷トレーニングというものです。
何それ? という方も多いと思います。
名前の通り,初動(最初)に負荷をかけるトレーニングになります。
ちょっとこれは体感してみないとイメージできないかもしれないけれど、人間が何かモノを持ったりするときに、地面から離れるその瞬間にいちばん力が発揮されるのですが・・・そんなトレーニング。
わかりますか~?^^;
はじめに力の限界がくる負荷が人の本来の自然な負荷の与え方・・・その考えが初動負荷で、それに基づいたトレーニングが初動負荷トレーニングになります。
簡単に言うと最初に負荷を与えて、一気に力を抜くというイメージですね。
基本的にはマシンで行うトレーニングになります。
効果としては筋肉の柔軟性を高められ、しなやかで強い俊敏性が身に付きます。
身体への負担が少ないトレーニングなので高齢の方や女性にもおすすめ。
イチローさんがやっていたトレーニングというともっとストイックなイメージがありましたがこういうものをやっていたんですね。
まぁ・・もちろんストイックな方だとは思いますが^^
武井壮さんの体の使い方と練習
「百獣の王」こと武井壮さん。
自分の身体を思い通りに動かすといったら武井壮さんも有名です。
武井壮さんは「まず、思い通りに体を動かす能力を鍛えよ」と唱えています。
思い通りに使えない身体でいくら反復練習をしても効率が悪いということですよね。
ほんと、確かに!
この動画を観ていただくと「なるほど~」ってうなりますよ(笑)
上の動画でもありますが、武井壮さん体の使い方の練習としてやっていたことが
・目をつむって両手を横にあげる
・鏡でチェックしてまっすぐにして身体に覚えこませる
・もう一度目をつむって行う
こういうことを繰り返すということです。
これって最初はけっこう曲がったりかとズレちゃうもんなのです。
でもこのズレが結局実際のスポーツでもダンスにでも表れてしまうということ。
ほんとにそうなんですよね。
私も昔からこの考えには共感していて、自分でも行うようにしていました。
そして武井壮さんは、自分の身体を思い通りに動かす能力を高めた上で肉体的なトレーニングをすることをおすすめしています。
これを完璧にトレーニングとして行っていたからこそたった2年半で陸上十種競技で日本のチャンピオンになったんですね。
ホントうなづけます。
正しい体の使い方の本をご紹介
正しい体の使い方とは人によっては考え方が違うかもしれません。
というか違う方面から見ていて、最終的には同じところにたどり着くのでは?と思うのですが。
そういう意味からも自分が受け入れやすい、わかりやすい本があるといいですよね。
私も色々な本は読んできましたが、ここでいくつかご紹介します。
「トップ・アスリートだけが知っている「正しい」のつくり方」
体の基本的な捉え方が書かれている本になります。
あまりテクニカル的なことはなく、ヨガの話がメインになっています。
理論的なものを求める方は少し違うかなとは思いますが、読みやすいとは思います。
スポーツがうまくなる!! 身体の使い方、鍛え方
走る、跳ぶ、投げる、打つ、蹴る、引くといったスポーツで必要なさまざまな基本動作を取り上げ、それらの動作のメカニズムや、より効率的に行なうためのコツが書かれている本になります。
筋トレをしているのに効果が表れていない人向きの1冊。
体の使い方を変えればこんなに疲れない!
毎日の生活で起こる疲労を解消するための合理的な体ね使い方を教えてくれます。
筋力、体力がなくても体の使い方次第で疲労感なく過ごせるとのことが書かれています。
今体の不調を感じていたり、体のどこかに不安があったり、体を動かすことが憂鬱という方にはおすすめの1冊になります。
本は人それぞれの受け止め方が違うかもしれませんが、このような本を読むことで改めて自分の身体を考え、知り、そして正しい使い方をマスターできればいいと思います。
そしてそれによってあなたのダンスの上達へと繋がることを願っています。
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