ダンスの基礎トレといったら何だと思いますか?
初心者の方は何をすれば上手くなるのか、どんな基本練習をしたらいいのか?はっきりわからない人もいると思います。
基本練習といったらストレッチ、アイソレーション、リズムトレーニング、筋トレ等があげられます。
でもこの中で2つ!
ここでは2つのトレーニングをダンスの基礎トレとしてピックアップして解説していきたいと思います。
ダンスの基礎トレはアイソレーション
アイソレーションとは?
1つめ、ダンスの基礎トレはアイソレーションになります。
アイソレーションとは?→独立、分離の意味
そしてここでいうダンスの基礎トレのアイソレーションとは、身体の一部だけを独立させて動かす練習になります。
どんなジャンルの踊りでも必要となってくる練習です。
もちろんストレッチ、筋トレ等も自分の身体を動かすことの基本になりますが、踊ることに対しての基本の1つとしてはアイソレーションになります。
アイソレーションをすることで、自分の身体を理解して動かしていけるようになるし、各筋肉を十分に意識して動かせるようになるので、必須トレーニングになります。
私がダンスを始めたロサンゼルスのスタジオでは、特にヒップホップダンスのクラスではあまりアイソレーションはしなかったんですよね。
それどころかストレッチも先生が来るまでに自分でやっておきなさいみたいなクラスもあり、向こうでの生活は驚くことも多かったけれど、そのぶん精神も身体も鍛えられた気がしますね^^
それでもまわりのアメリカ人の人たちは身体がきくし、キレのある動きをしていたので、これは負けられないなと思い^^DVDなどで個人練したのを覚えています。
ではアイソレーションではどんなことはすればいいのか?
アイソレーションで動かす部分は首、肩、胸、腰、脚、手などになってきます。
アイソーレーションをするとどんな効果が?
アイソレーションをすることによってどんな効果が得られるのかと言うと、まずは自分の身体をイメージした通りにコントロールできるようになるということです。
よくスクールのレッスンでは自分のスマホで動画を撮ってチェックをしたりしていますが、たぶん最初に自分自身の動きを動画で見た時はだいたいの人がショックを受けます^^;
これ、みんなそうだから安心してください(笑)
自分ではこういうイメージしているのに、実際は動けていない。
よくあることですね。
アイソレーションをすることによって、自分のイメージした動きに近づいていきます。
もちろんその動かす身体自体も使える身体でなくてはいけませんが。。
下記ではそもそもの自分の体の使い方についてもう少し詳しく載せているので合わせてお読みくださいね。
そしてもう一つ、自分の身体がイメージ通りにコントロールできるようになればもちろんスキルも上がりますが、「魅せる踊り」に変わっていくはずです。
私がいつも根底に思っていることの一つにただ技術が上手いダンサーではなく、魅せられる華のあるダンサーを目指す、そしてみんなにも目指してほしいということ。
突き詰めていくと踊りの世界は芸術であるので、やっぱり魅せる部分が大きいと思うのです。
そこには表現力などまた違う要素も必要になってきますが。
ですがまずは動く自分の身体です。
アイソレーションによってこれは可能になってきます。
アイソレーションはどんな練習が必要なの?
アイソレーションの中でもここでは肩に注目していきたいと思います。
特にヒップホップダンスでは肩の動きは重要になってくるので、肩を動かせるようになっておきましょう。
やり方としては
・両肩の上げ下げ
・片方の肩を上げもう片方の肩を下げる
・両肩を前後に動かしていく
この方法で反復練習になります。
最初は上手く動かないかもしれませんが、繰り返し練習すれば一連の動作が滑らかに流れ出すので頑張ってみてください。
下記動画では肩のアイソレーションをかなり丁寧に説明してくれています。
合わせてご覧ください。
ダンスの基礎トレ アイソーレーションのコツとは?
初心者の方がアイソーレーションをやっていてたぶん感じるのが、その部分だけを動かそうとすると隣の部分も一緒にくっついてきてしまう・・ではないでしょうか。
はじめはみんなそうだと思います。
アイソーレーションのコツはとにかく意識した部分以外は動かさない!
これにつきます。
練習をしていて、どうしても隣接する部分が動いてしまうのなら、まず真ん中に戻して少し動きをコンパクトに行ってみましょう。
最初から大きく動かそうとすると流れてしまうので、まずは小さめでもいいので自分の身体をコントロールするということを理解して丁寧に繰り返していってください。
そしてもう一つ、必ず鏡を見ましょう。
鏡を見ることによって自分の身体の筋肉の動きも見れるので、しっかりと自分チェックを行ってくださいね^^
ダンスの基礎トレはリズムトレーニング
ダンスの基礎トレの2つ目はリズムトレーニングになります。
ヒップホップではなくてはならないもの、リズムになります。
どんなに身体が動くようになっても、リズムに乗れていないと体操になってしまいますね(^^;
リズム感のある人とない人の違いは?
そもそもリズム感がある人とない人はどういった違いがあるのでしょう?
一定の拍に合わせてテンポよく身体を動かすことができればリズム感はあると言えるし、外してしまうようだと残念ながらリズム感はないかもしれませんね。
でもリズム感は生まれつきで一生ものなわけじゃないんですよ。
練習によっていくらでも改善できるし、大人になってからでもリズム感はよくなります。
ダンスの基礎トレでどんなリズムトレーニングしたらいい?
最初は理解しやすいダウンのリズムから取っていく練習をするといいでしょう。
日本人は音楽を聞くと基本うなづく人が多いと言われています。
下に取ることは慣れている場合が多いのでリズムトレーニングもダウンからのがわかりやすいかもしれません。
ダウンはオンカウントで膝が曲がり身体が下に下がります。
逆に膝を伸ばして上にあがる方がアップのリズムになります。
まずはその場で足だけでリズムを取る練習をしてみましょう。
足が上手く動かなかったら、クラップで音を取る練習をしてもいいでしょう。
リズムを取ることに苦手意識があっても、もちろん独学でもリズムトレーニングすることによって十分改善の期待ができるので、ダンスが上達したいと思うなら地道な練習ですが繰り返し練習していきましょう。
リズムトレーニングの詳しい練習法は下記で載せているので合わせてご覧ください。
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